オリンピック中継を見ていて思ったこと。


勝てば官軍。
確かに一理ある。
勝った方は名が残る。
得られるものも多い。
勝たないと得られないものも多い。




スポーツにおいて実際の試合、現場の選手たちはとことんこれにこだわって欲しいし
こだわるべきだと思う。
プロは結果を出してナンボですから。


阪神みたいな例外もあるけれど
フツウ弱いチームにはファンが少ない。
勝ってるチームなら応援をしにスタジアムに行こうと思うけど
負けがこんでいるチームの観客は少ない。



でもさ。運営する側はどうなの?
たまたまうまくいっちゃったからっていいの?
選手が頑張って結果を出したらもう反省はしないの?


スポーツって結果に関して不安定なものが多いと思います。
練習を誰よりやっても結果がでない時はでない。
みんながみんな勝てるわけじゃない。
みんなが金メダルを取れるわけじゃない。


だからこそクラブの経営や選手獲得、代表選手の選考に際して
その過程が重要になるとボクは思います。




公平であるかどうか、みなが納得する過程であるか、
そもそもみなが納得するルールであるかどうか。





野球のオリンピックが準決勝にコマを進めたそうです。
もちろん選手には頑張ってほしい。
でも金メダルを取ったからといって日本野球界がかかえる
問題は解決するわけではない。



選手選考の過程に問題はなかったのでしょうか?
各球団から2名までという枠組みができていたことによって
選手選考が難航したと聞きました。
またこの枠があるためにメンバー発表後にケガ人が出た場合
選手を入れ替えることが容易ではなかったと聞きます。



本当にベストメンバーで望むならそんな枠を撤廃する方がいいのでは?
ペナントレースでの戦力差がどうこういうなら
中断すればいいんじゃないの?


前回のシドニー五輪からプロの参戦が実現した。
大きな一歩であったことは確かだけど問題もあった。
松坂、黒木、松中、中村、田口などそうそうたるメンバーが並ぶ中
キャッチャーは鈴木(当時中日の控え捕手)だった。
アマ側は古田を熱望したが実らなかった。
4位に終わった後、マスコミは
「鈴木も頑張りましたよ」
みたいな論調に終始した。

そりゃ頑張ったろうよ。プレッシャーもあって必死だったでしょうよ。
試合後に鈴木選手が流した涙にはもらい泣きしそうだったです。
でもそういう問題じゃないだろうと言いたい。



本当の意味でベストメンバーで大会に臨んで
仮に3位以内に入れなかったとしても
ボクはいいと思います。
それは別の問題だから。



女子のマラソンにしてもそうです。
選手はみんな頑張った!
優勝した野口選手がゴール後に倒れでいるところを見て
素直に感動しました。
気持ちで走ったんだなって。


でも先行の話にいくとマスコミの論調が
「今回の選考は結果的によかったってことですね」
というものに終始していて
それでいいのか?と思ってしまいます。


有森裕子と松野明美の時ももめたやん?
何にも変わってないヤン?




すっきりしないところが多すぎて
心の底から楽しめない自分がいます。