ENYA

adios,say...adios,say...


ENYAの「one by one」という曲の中のあるフレーズです。
この曲を知ったのはテレ東のサッカーTVという番組でした。




このサッカーTVは久保田アナと
解説者(野口幸司宮沢ミシェル水沼貴史など)と
水原アナ(テレ東)の3人で1週間のサッカー関連の出来事について
好き勝手に話すwという番組でした。

TBSで現在もやっている超蹴球よりちょっとコアで、
でも完璧空テレビみたいにマニアでもない、
ボクにはちょうどいいレベルでしたわ。

またこういうスポーツ番組に出てくる女子アナって
単なるアシスタントであることが多いと思うんだけど、(白○美△とか)
水原アナ(大学時代はラグビーのおっかけをやっていたらしい)
は時折解説者をうならせていたりと
珍しく使える女子アナwを起用していた点も
好感を持ってました。
さすがにダイヤモンドサッカーのテレビ東京です。







さてこの「one by one」はエンディングテーマでかかってました。
この番組のエンディングは毎週違っていて、
その週にあったJリーグや代表の試合のダイジェストにのせて
流す時もあれば
過去の名プレーヤーの映像に合わせて流したりと。


ボクが一番ぐっときたのが「初ゴール」
というVTRの時でした。
今代表でプレーしている選手の初ゴールを集めたVTRを流すというものです。
(この辺からもフツウのサッカー番組とは一線を画しているというわけです)


たまたま特集されたのが磐田の3選手でした。
高原と藤田、名波の3人。
名波なんか背番号固定される前だったので8番つけてて
レアだなぁなんて思って見てました。


そこであることに気づきました。
3人のゴールの際、得点を決めた選手の反対サイドで
ゴール前につめている選手がいるんです。
3回とも同じ選手でした。
背中には背番号9。ゴールが入った瞬間、両手を大きく挙げて喜ぶ姿が映ってました。


Jに昇格し、藤田が入団した94年、名波が入団した95年。
高原が入団した98年。放送当時(おそらく2001年)。
ずーっと出来ることを続けてやってきているんだなぁと思いました。
どんなに可能性が少なくても必ずゴール前につめている。
決してサボらない。
できることを反復し続けるというのは
簡単なようで大変なことであると思います。




そして磐田はやはり彼のチームなんだと思うと同時に



「いつまで見られるのかな・・・」
なんて思いました。





・・・





そこに「adios,say...adios,say...」とENYAの美しくも
どこかさびしい歌声が聞こえてくる。
歌詞の詳しい意味はよくわからないけど
なんだか背番号9にサヨナラというように
聞こえてね。
悲しかったのを覚えています。

その時は37歳になっても現役で
走り回ってるとは思ってなかったです。
いい意味でこれからも期待を裏切り続けてほしい。




そんなこともありこの「one bye one」が入ったアルバム
「a day without rain」を即買いするにいたるわけです。
ボクは基本的にCDをあまり買わないので
そこまでさせたENYA、すごいです。


ENYAのことは佐藤竹善のラジオ番組で
アイルランドに音楽と自然を融合させようという
すごいアーティストがいるんです」
と聞いたことがありまして、知ってはいたんだけどね。
(この時かかったのはオリノコフロウだった気がします。)





まぁその後ENYAの曲は「冷静と情熱の間」という映画で
使われ日本で大ブームが来るわけです。
ボクが持っているアルバムより
この映画のサントラでENYAを知った人は多いんじゃないでしょうか。


いいですよね、ENYA。
今でも疲れた時に聞くと落ち着きます。