ガラスの仮面。

昨年の末に6年ぶりに新刊が出た。
実家で読んでみた。(全巻あったりします)


紅天女の稽古が始まったのは10年以上前だが
でも物語では2ヶ月ほどしか進んでない。
ドラゴ○ボールのナメック星の時間の進み方の遅さにもびっくりしたが
上には上がいる(笑)


今回の話でいきなり携帯電話が出てきてびっくりした。
それまでは物語の中では公衆電話が主に使われてたからね。
10年もたてば当然といえば当然か。


それにテレビや映画、それにネット配信なども始まったし
衛星放送なんかも普及してきて
あまりお芝居って見に行かなくなってきているから
少しリアリティの面で難しいのではと感じました。


でも話自体はおもしろいけどね。
キャラの掘り下げが深いから読んでておもしろい。
今ではマヤよりライバルの亜弓さんの方が親しみを感じるしね。


話が膨らみすぎてしまっているから
どうやって収束させていくかが大変なんだろうね。
月影先生の台詞で「光が強くなければ影はできない」というのがあったが
ガラスの仮面に出てくるキャラはみな個性が強いから
今ではどれが光で影なのかもわからなくなってきてる気がします。
ストーリーの流れからしてマヤと亜弓さんのどちらが紅天女を演っても
いいと思うし。



個人的には月影先生が亡くなったとき
ようやく物語が終わりを迎えるのだと思う。
作者は何度も月影先生を旅立たせようとしているけど
その都度超人的な生命力で復活させている。
物語を終わりにさせたくなかったのか?
またその当時納得の行く終わり方が見つからなかったのでは?


ここのサイトを見ると
ストーリーもいろいろ変わってるみたいだし。
たるみもどこかで亜弓さんがケガをするというのは
知ってたけど今回の改訂でまた設定がかわるみたい。
ちゃんとこの物語は終わるのか不安になるね。



次に単行本がでるのはいつでしょうか。
ここのところの感じだと5年後くらいでしょうか・・・
気長に待つことにしますか。