解体
1年半の生活でたまった汚れを
全て掃きだしたかのうような
爽快な心。
電動ドライバーが久々の大活躍。
何ヶ月ぶりかで触ったので怖かった。
やっぱりまっさらなところに穴を開けるのはまだ怖いな
と作業していて感じる。
素人施工でよくここまで生き延びてこられたなと感じます。
自転車も処分の一つの結果へ向かう。
最後のサイクリング。
30分弱だったろうか。
太ももを強烈に襲う疲労感。
きれる息。
乗ってすぐにやってきたけつの痛み。
くもるメガネ(笑)←寒さ対策のためしていたマスクのせい
それでも
やっぱりたるみは自転車がすき。
一人になって
風を感じて
ペースも
行き先も
休憩のタイミングも
コースの選択も
すべて自分で決められる
誰に気兼ねすることなく
誰に気を遣うこともなく
自分のペースで進んでいける
ここには川がなかった
そしてゆっくり走れる道がなかった
ゆっくり走るための道があるところまで
わざわざ行く
なんと無粋なことか
そもそもここにはゆっくり走れる道がなかった
ここにはやすらぎがなかった
あるのは急流と孤独
私には進む道がなかった
そして覚悟もなかった
何かが狂って
壊れていく 壊れていく
そして何かが来るって
報われることのない夢をみていた